ＪＡおやまは４月７日、東京都港区の東京都中央卸売市場で「小山農協肉牛枝肉共励会」を開きました。重点指定市場や関係者を招き、ＪＡの渡邉文雄組合長や常勤役員によるトップセールスも行いました。
　共励会は、肉用牛の肥育技術の確立と枝肉の品質向上を目的に、和牛去勢、和牛牝を審査します。歩留まり等級や肉質等級など枝肉の状態を基準に評価しました。ＪＡおやま肥育牛部会の生産者が和牛去勢２４頭、和牛牝５頭を出品し、最優秀賞に伊藤雅章さんが輝きました。
　出品された枝肉のせりも行われ、良質な枝肉が高値で販売され高い評価を得ました。
　ＪＡ管内は牛の肥育が盛んで、生産者２４人が「とちぎ和牛」約２０００頭を肥育します。「とちぎ和牛」は２００７年に輸出が始まり、販売拡大が期待されています。安全・安心はもちろん良質な脂が乗りやわらかく、塩、こしょうだけでおいしく食べられる肉は、ＪＡを代表する一品です。
　同部会は講習会や現地検討会、視察などを通して、意思統一や肥育方法、技術の向上を図っています。