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JA・組合員活動

4年ぶり「間々田のじゃがまいた」 豊かな実り祈る かけ声元気よく

2023.05.17

4年ぶり「間々田のじゃがまいた」 豊かな実り祈る かけ声元気よく

 小山市の間々田八幡宮で5月5日の「こどもの日」に、400年ほど前から伝わる奇祭「間々田のじゃがまいた」が開かれました。新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていましたが4年ぶり開催となり、多くの来場者でにぎわいました。
 田植えの季節を前に、五穀豊穣(ごこくほうじょう)、疫病退散などを祈願するもので、2019年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
 蛇体は、地区の子どもからお年寄りまで総動員で個性あふれる7体を竹、わら、シダなどで作成。蛇は、一体の長さ15メートル以上、重さ350キロほどにもなります。おはらいを受けた後、本殿を1周し、「八大龍王」ののぼりを先頭に、小・中学生が大人のサポートを受けながら「ジャーガマイタ、ジャガマイタ」の元気なかけ声とともに担ぎ、境内を出て周辺地域を練り歩きます。
 祭りの起源は諸説ありますが、程よい雨による豊作物の豊かな実りを祈願する「八大龍王信仰」が根底にあるとされます。「ジャガマイタ」の掛け声は「蛇が参った」「蛇が巻いた」という言葉から来ているという説があります。