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JA・組合員活動
輝く繭 努力の結晶
2023.07.14
栃木県小山市の市立絹義務教育学校は6月16日、1、2年生が飼育した繭の収繭をしました。児童48人が、元養蚕農家の野澤正義さんの指導で上蔟(じょうぞく)した繭を蔟(まぶし)から外し、毛羽を取り除きました。
今回は、白繭の「春嶺鐘月(しゅんれいしょうげつ)」1404粒を収繭しました。茨城県笠間市の笠間稲荷神社の献穀献繭祭で開かれる品評会に出品します。
野澤さんは「毛羽取りした後の繭はきれいで輝いている。みんなが桑の葉を与えるなどお世話をした努力の結晶だ」と話しました。
青木環奈さんは「毛羽を取るのが楽しかった」、星野心奏さんは「きれいな繭を作ってくれてうれしかった」と話しました。
同校は1~9年生で段階的に、地場産業で重要無形文化財の絹織物「本場結城紬(つむぎ)」の生産工程を学びます。JAおやまは養蚕への理解を深めてほしいと、管内の学校に教材として蚕を提供。12年前に同校から養蚕学習の依頼を受けて以降、交流しています。