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JA・組合員活動
梨 収穫遅れに注意 病害対策も確認
2023.09.20
JAおやま梨部会は9月14日、東部選果場で梨「新高」「にっこり」の目ぞろえ会を開きました。生産者ら62人が参加し、持ち寄ったサンプルを基に収穫期の果色・果肉状態を確認しました。
申し合わせでは、収穫遅れのないように注意することや、カラーチャートを基に収穫すること、黒星病や芯腐れなどの果実は出荷しないことなどを共有しました。
目ぞろえ会後、中国における火傷病の発生に伴う植物検疫の対応や、中国からの輸入を停止するなどの説明を受けました。
栃木県下都賀農業振興事務所の北原智史主任は「次年度に感染源を持ち込まないよう、秋型病斑の落葉は園外に持ち出し処分する。秋期に感染した鱗片は豊水の収穫終了後から3回以上、薬剤を散布するなど対策してほしい」と呼びかけました。
市場関係者は「彼岸に向けて梨の引き合いが強くなる。取り遅れのないように適期収穫し、多く出荷してもらいたい。少しでも有利販売につなげるよう努力していく」と話しました。
神保重治部会長は「高値での販売をするためにはしっかりと勉強をして高品質な梨を各市場へ送ることが重要。1つでも多く、要領や規格に沿った梨を出荷していこう」と話しました。
同部会では47人が「新高」「にっこり」を栽培します。11月ごろまで県内と京浜地方に出荷します。