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JA・組合員活動

次世代に経営つなぐ 大豆 安定供給を実現

2023.09.20

次世代に経営つなぐ 大豆 安定供給を実現

 JAおやま管内の小山市絹地区の柿木光則さんは、20歳で就農し、大豆栽培に取り組んでいます。家が代々農業を営んでいたこともあり、専門学校を卒業後、自然と農業の道を歩みました。今年は、大豆「里のほほえみ」を約32ヘクタール作付けしました。大豆の他、水稲、ビール大麦、小麦などを栽培しています。主に父、妻と作業し、繁忙期にはパートなどを雇っています。農業のノウハウは、就農当初両親と一緒に米麦やソバの栽培しながら習得しました。

 大豆は連作障害を起こしやすいため、大豆を栽培した田は翌年にハトムギを栽培し、農地をローテーションしています。土づくりも、根の伸長・分布が成長を大きく左右する。大豆栽培に適しているのは、日当たりがよく、有機質を多く含み、保水力がある土だ。農地によって管理方法を変え、高品質栽培に励んでいます。

 6月後半に種をまき、雑草防除は小まめにし、栽培管理の徹底を心がけています。

 農業従事者の高齢化や担い手不足により耕作放棄地が増加し、光則さんに農地の委託依頼が多く寄せられます。地域貢献のためにも多くの依頼を受けています。

面積拡大に合わせて、大型農業機械の導入や個人でのライスセンター施設の建設など、安定的供給体制を構築しました。

 光則さんには3人の息子がおり、時にはアルバイトとして農業を手伝います。情報通信技術(ICT)化や省力化技術を取り入れ、栽培方法や日々の管理はもちろんのこと、経営も全て可視化することで効率的な農業を目指し、次世代に経営をつなげていきたいと考えています。