小山花卉（かき）園芸組合キク部会は１０月５日、小山市、下野市、栃木市の４カ所で現地検討会を開きました。生産者、関係者ら８人が参加。各ハウスを回り、菊の生育状況や栽培管理、出荷時期などを確認しました。

　猛暑が続いた影響で、ヨトウムシやオオタバコガなどの害虫が多発しています。小まめに薬剤を散布する他、防虫ネットの設置などの対策が重要になります。焼け対策で、遮光や換気をする必要があるなど、部会員同士で情報交換をしました。

　高山仁部会長は「各部会員の圃場（ほじょう）を参考に管理・技術の向上に生かし、一層の高品質出荷を目指そう」と呼びかけました。

　部会では、生産者５人が白菊「神馬」「精の一世」、黄菊「精興光明」「精の光彩」を生産します。県内、東京都内に通年で出荷しています。