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JA・組合員活動

ビール大麦 下旬から収穫 現地検討会

2024.05.14

ビール大麦 下旬から収穫 現地検討会

 JAおやまは5月8日、ビール大麦の収穫期を目前に控え、小山市の圃場(ほじょう)で適期刈り取り現地検討会と赤かび発生状況調査をしました。同市は、全国有数のビール大麦の産地。関係者ら15人が参加し、刈り取りの適期を確認。良質な麦の適期収穫への意識を高めた。現地検討会の結果から、荷受けする共同乾燥施設の稼働開始日を決めました。

 管内の出穂期は4月上旬で、昨年より遅い。4月は、1日の平均気温が平年に比べ3.2度高く推移したため、成熟期は平年より早まる見込みです。

 栃木県下宇賀農業振興事務所の仲田聡副主幹は「天候が安定しないため、収穫時期の見極めが懸念される。早朝や降雨後は収穫作業をせず乾くまで待ち、適期収穫をしてほしい」と呼びかけました。

 収穫適期の目安は「穂首の曲がりが90度以上の穂が8割以上になったころ」とされています。早刈りは、発芽勢の低下につながります。赤かびの発生は見られないが、今後の天候で収穫適期が前後する可能性があるため注意が必要です。

 JA管内は「ニューサチホゴールデン」を約1500ヘクタールで栽培します。収穫は5月下旬から始まる見込みです。