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JA・組合員活動

春蚕51万頭配る 良質繭生産を

2024.06.03

春蚕51万頭配る 良質繭生産を

 JAおやまは5月18日、今年初めて、小山市の旧桑支店で春蚕を配蚕しました。白い繭の普通蚕種「春嶺鐘月(しゅんれいしょうげつ)」で、稚蚕人工飼料で育てた3令3日目の蚕を配りました。1箱当たり1万5000粒換算で34箱分、約51万頭を養蚕農家5戸に配蚕しました。

 蚕は、5月上旬に群馬県のJA甘楽富岡「小野稚蚕人工飼料育センター」で掃き立てをしたもの。JAおやま農畜産課の担当者は「蚕を観察してストレスを軽減し、飼育室を清潔に保って十分に桑の葉を与えてほしい。蚕は20度以下では活動したないため、温度・湿度管理を徹底してほしい」と説明しました。

 生産の注意で①蚕や桑葉に触れるまでには手をよく洗う②新鮮で新しい桑の葉を与える③殺虫剤・農薬などに注意する-ことなどを呼びかけました。

 養蚕部会の五十畑茂部会長は「いよいよ春蚕期がスタートした。桑の葉も晩霜の被害もなく順調に生育している。蚕の病気などに注意しながら良質繭の生産に努めてほしい」と話しました。

 同部会は春から晩秋蚕まで年5回飼育する。2024年度は繭生産3トンを目指します。