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JA・組合員活動

春ブロッコリー 栽培技術を学ぶ

2024.10.25

春ブロッコリー 栽培技術を学ぶ

 JAおやまブロッコリー部会は10月11日、西部集出荷所で2025年産春ブロッコリーの栽培講習会を開きました。部会員らが参加し、種苗会社の関係者、栃木県下都賀農業振興事務から栽培に関する情報やポイント、今後の注意点などを学びました。

 種苗会社の担当者は、春ブロッコリーは特に育苗・定植が栽培の要となるため、定植まで、朝たっぷりかん水し、夕方には表面が乾くように管理するよう呼びかけました。かん水量が増えてくると肥料が抜けてしまうこともあるため、適宜液肥で補い、定植1週間前には苗の順化をします。排水対策、中耕を適度にするよう促しました。

 同事務所の内橋華苗主任は、適期に定植し、速やかに活着させ、トンネルを利用する作型では温度管理を適切にすることを呼びかけました。春ブロッコリーは低温期の育苗になるため、低温(5度以下)ではブラインド(芯止まり)やボトニング(早期発蕾)のリスクが高まります。昼温は20~25度、夜温は10度を目標に温度管理に注意するよう講じました。

 部会の春ブロッコリーは、生産者35人が「おはよう」「グランドーム」などを約10ヘクタールで栽培。出荷は翌年4月から始まり、6月上旬まで京浜地方に出荷します。