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JA・組合員活動

レタス作りに意欲

2021.03.01

レタス作りに意欲

 栃木県のJAおやま管内はレタスの栽培が盛んで、部会員98名が年間約100ヘクタールのレタスを栽培しています。

 小山市大谷南地区の関幸夫さん(47)は、レタスを作り始めて27年。現在、年間約3ヘクタールを両親とパートと協力し合いながら、作業しています。

 関さんが作業で気を付けていることは、水管理と病害虫防除。特に育苗期間の水管理は、生育を左右するため注意を払います。また、病害虫防除も日々の観察をしながら、適期タイミングを見計らい行っています。

 関さんは「レタスは、葉が柔らかでみずみずしく、つやがあり、手に持った時に適度な重さのあるものが良品だ」とレタスの見極め方を教えます。

 関さんは、通常のラップレタスの他、加工業務用のフレッシュレタスや朝採りレタスの契約栽培をしている部会員の一人。部会や仲間との交流で情報や意見の交換をし、レタス栽培のレベル向上を目指しています。

 「農家は、やはり個人の力だけでは難しい。天候によっても大きく左右されるため、良い物を長く安定的に出荷することはなかなか至難の業。そのため、仲間とのチームワークは大切となる。そして、必然的に産地全体としての向上心を持つことへつながる」と話す関さん。 

 関さんは「食卓で食べてもらったときにレタスの圃場(ほじょう)がイメージされるようなレタスが理想。口に入れた瞬間に安全・安心はもちろん、大切に愛情たっぷりに育てたのが伝われば」と話します。やりがいについては「やっぱり自分が心を込めて栽培したレタスが、消費者においしいと笑顔になってもらえたらうれしいく、やりがいにつながる」と笑顔で話します。