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JA・組合員活動

自分らしいカーネーションを 自然に近い環境で栽培 

2022.12.12

自分らしいカーネーションを 自然に近い環境で栽培 

 小山花卉(かき)園芸組合の組合長を務める栃木県栃木市の岸秀紀さんは、自分らしいカーネーション作りに力を入れている。土の力や土壌循環作用を生かし、人工的な施設を自然に近づけて栽培。生き生きと育つよう「カーネーションファースト」を心がけています。
 組合はJAおやま管内と栃木市、壬生町、鹿沼市の生産者26人で構成され、カーネーション、菊、バラ、トルコギキョウ、切り花の5つの生産部会があります。
 カーネーション部会には栽培者4戸がおり、岸さんもその一人です。
 カーネーションは6月下旬に苗を定植し、根が付いたころにピンチ(芯止め)を行います。病害虫対策やピンチを徹底し、10月から翌年6月まで、県内や東京方面に出荷します。
 岸さんは30歳を機に就農し、現在は父・母・妻と栽培に励みます。就農から数年がたったころ、カーネーションが思うように開花しなかったことがありました。岸さんは土にポイントがあると考え、研究を重ねました。全国のカーネーション研究会などの講演会に足を運んで最新の情報を集めました。
 栃木市でカーネーション栽培をしているのは岸さんだけです。岸さんは「誰もやっていないことに挑戦し、考えることが好き」と言い、「自分らしいカーネーション作りをしていきたい」と話しました。