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JA・組合員活動

「幸水」出荷へ目ぞろえ

2021.08.04

「幸水」出荷へ目ぞろえ

 JAおやま梨部会は7月26日、東部選果場で、県内で最も早い「幸水」の目ぞろえ会を開きました。部会員、関係者ら約60人が参加。販売情勢や出荷規格を確かめました。需要の多い盆前に出荷できることから、県内や京浜方面に送る盆商材としての販売が期待されています。

 市場関係者が2021年産の販売情勢を報告。8月盆前は、競合品目が少ないため、通常以上の需要が見込まれています。早期出荷で、8月盆前にできるだけ多く出荷するよう呼び掛けました。

 「幸水」が終わると「豊水」「新高」「にっこり」の順で出荷が始まります。JA産の梨は、他産地に比べ糖度が高く、市場からの評価も高い。

 栃木県下都賀農業振興事務所の山中佑太技師は、満開後日数、果色の進み具合、食味などをよく確認しながら適期収穫を行うことや、ハダニ類やシンクイムシ類、カメムシ類など病害虫防除をしっかり行うことなど、今後の栽培管理のポイントを説明しました。

 神保重治部会長は「今年は天候も良く、大きな被害もなく出荷を迎えられた。『幸水』は糖度が高く、みずみずしくておいしい。色具合など目ぞろえ会でしっかり統一し、品質の良いJA産の梨を出荷しよう」と意気込みました。

 同部会は54人の生産者が24ヘクタールで栽培します。「幸水」は7月下旬から出荷が始まり、8月中・下旬まで県内、京浜方面に送られます。

 部会では、目ぞろえ会の他、生産者園地で剪定(せんてい)や栽培の講習会を開くなど、部会全体の技術向上に力を入れています。