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JA・組合員活動

かんぴょう生産振興へ 最高値1キロ3870円

2023.11.06

かんぴょう生産振興へ 最高値1キロ3870円

 JAおやまは10月31日、下野市の北部営農支援センターで、2023年産かんぴょうの入札会を開きました。生産者や栃木県干瓢(かんぴょう)商業協同組合の関係者ら15人が参加しました。最高値は1キロ3870円でした。

 入札会には、生産者5人が約3.8トンを出荷しました。入札希望業者12社が参加。①種などの混入がない②真っ白③薄むき④短いものが紛れていない―などの観点から出荷品を点検し、入札価格を検討しました。集荷量で数回に分けて行い、1回ごとに落札者を発表しました。

 同組合の毛塚康彦理事長は「国内産の需要は高く、生産者の高齢化などの影響で供給が追い付いいないことが残念だ。生産者と共に生産振興に努めていきたい」と述べました。

 かんぴょう部会の近藤隆部会長は「かんぴょうの文化・振興のためにも、高値で販売されることを期待する。多くの人に味わってもらいたい」と話しました。

 JAの渡邉文雄組合長は「生産者が丹精込めたかんぴょうを多くの人に味わってもらいたい、おいしさを知ってもらいたい」と述べました。

 かんぴょうは、国内産の約99%が栃木県産で、中でも同市は生産量が最も多い。入札されたかんぴょうは、産地問屋がスーパーや飲食店に販売し、消費者に届きます。

入札会は年2回開いていましたが、生産者の高齢化や生産量の減少で1回だけになりました。