小山花卉（かき）園芸組合カーネーション部会は４月８日、西部集出荷所でカーネーションの出荷目ぞろえ会を開きました。生産者２人が参加し、箱詰めされた１７品種の現物を見ながら切り前や長さ、太さなどの出荷規格を確認しました。

　３月下旬～４月上旬の急激な温度差の影響で、茎の徒長や軟弱化、病害虫の発生などが心配されましたが、生産者の技術と管理で高品質な出荷が望めます。

　目ぞろえ会では、ＪＡの担当職員が開花具合や色目、箱詰め方法などの出荷項目を説明。販売状況や、５月１２日の「母の日」に向けて市場に好まれる花についても報告がありました。「母の日」には主に赤い「フォルテ」や、ピンクの「モモカ」「ピンクモンテズマ」の需要が高まるといいます。

　部会員らは「つぼみを固めに」「長さや重さなど消費者のニーズに合わせた出荷を目指そう」など情報や意見を交換しました。

　部会は生産者３人が１４アールで２０品種を栽培します。現地検討会や目ぞろえ会などを通じて品質向上を目指しています。県内や東京都内に出荷し、出荷は６月まで続きます。