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JA・組合員活動
今年初の配蚕 温度差に注意
2023.05.31
![今年初の配蚕 温度差に注意](https://www.ja-oyama.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dffcdf690afa2a7951be3e190861d09f-1024x683.jpg)
JAおやまは5月18日、小山市羽川の旧桑支店で、今年初めて春蚕の配蚕作業をしました。5月8日に掃き立てをしたもので、白い繭の普通蚕種「春嶺鐘月(しゅんれいしょうげつ)」と、雌だけふ化した黄緑の繭になる「おりひめ」を稚蚕人工飼料で育てた3令3日目蚕を配りました。
1箱当たり1万5000粒換算で38箱分、約57万頭を養蚕農家5戸に配蚕しました。
同JAは本年度、農家の高齢化などによる飼育数量の減少と施設の老朽化のため、ふ化した蚕の幼虫「稚蚕期」を育てる県内唯一の稚蚕飼育所を閉鎖。稚蚕飼育を群馬県のJA甘楽富岡「小野稚蚕人工飼料育センター」に全蚕期、年間5回の3令飼育を委託します。
JAおやま農畜産課、蚕業技術指導員の須藤日出夫さんは「長年養蚕を担当しているが、今日のような真夏日に配蚕は初めて。最高最低の温度差に注意し、蚕の成育状況を良く観察して飼育に励んでほしい」と話しました。
6月上旬に上蔟(じょうぞく)し、同月中旬に群馬県の碓氷製糸(株)へ出荷する予定です。同部会は春から晩秋蚕まで年5回飼育します。2023年度は繭生産4.5トンを目指します。
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