ＪＡおやまにんじん部会は５月２６日、桑集出荷所で春ニンジン目ぞろえ会を開きました。生産者や市場関係者ら２０人が出席し、販売情勢や出荷規格を確認しました。
　Ａ品、無印、Ｂ品と等級ごとに並べたニンジンを参考に、長さや曲がり具合、傷みやシミに注意することを申し合わせました。Ａ品は傷やシミがなくまっすぐなものとし、有利販売を目指します。
　参加者は①色のくすみ、黒ずみなどにならないようにするために適期収穫をする②洗浄の際の洗い具合や時間の調整③出荷規格の統一－など出荷のポイントを確認しました。
　市場関係者は「春ニンジンは販売が短期間での勝負になる。品質の高さが販売強化につながるため出荷規格を再確認し、出荷してほしい」と話しました。
　ＪＡ園芸販売課の山崎輝明課長は「肥料、農薬、予冷代などコスト増で生産者は厳しい状況の中、生産している。市場には販売強化をお願いしたい」と話しました。
　部会の赤荻稔部会長は「これからの雨の予報が続くため天候に伴う管理をし、品質が良いものを出荷しよう」と呼びかけました。
　部会は１３人の生産者が約２．８ヘクタールを栽培し、品種は「彩誉」が主力。５月下旬から７月中旬に県内や東北、北陸地方の市場に出荷します。