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JA・組合員活動
盆商材の販売に期待
2020.08.07
栃木県のJAおやま梨部会は7月28日、東部選果場で梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。コロナウィルス感染防止のために、2部構成で行い、部会員、関係者ら計約80人が参加。販売情勢や出荷規格を確認した。需要の多い盆前に出荷できることから、県内、京浜方面に送る盆商材としての販売が期待されます。
市場関係者が今年産の販売情勢を報告。月遅れ盆前は、競合品目が少ないため、通常以上の需要が見込まれます。早期出荷で、月遅れ盆前にできるだけ多く出荷するよう呼び掛けました。
今年は、4月の低温と長梅雨の影響で収量が平年を下回る可能性がある中、同部会は光センサーで糖度を計り、高品質な梨を出荷します。
「幸水」が終了すると「豊水」「新高」「にっこり」の順で出荷が始まります。JAおやまの梨は、他産地に比べ糖度が高く、市場からの評価も高い。
神保重治部会長は「気象状況が厳しい年だったが、味の良い梨ができた。幸水は糖度が高く、みずみずしくておいしい。適期、適熟の収穫を心掛け、おいしい梨を消費者に届け、たくさんの人に食べてもらいたい」と意欲的です。
同部会は58人の生産者が25ヘクタールで栽培します。「幸水」は7月29日から出荷が始まり、8月中・下旬まで約3㌧を目標に、県内、京浜方面に送られます。
部会では、目ぞろえ会の他、生産者の園地での選定や栽培講習会を開くなど、部会全体の技術向上に力を入れます。