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JA・組合員活動

米麦生産復興へ 担い手育成に力

2022.08.03

米麦生産復興へ 担い手育成に力

 JAおやま管内では主食用米が約1,780ヘクタールで栽培され、約13万俵の米がJAおやまに出荷予定です。品種は、「コシヒカリ」が主体に麦後では「とちぎの星」などが栽培されています。

 JAおやまでは、米麦の生産復興を図ろうと耕種部会で現地検討会や視察研修などを行い、栽培管理の情報を共有し、米分析を実施するなど良質米生産に力を入れています。現在165名が部会に加入しており、生産技術向上に励んでいます。

 桑地区の福田洋一さんは、小山市議会の議長と小山用水土地改良区の理事長、そして、農業と3足のわらじをはき、八面六臂(ろっぴ)の活躍をしています。大学卒業後、就農し父から農業を学びました。水稲10ヘクタール、ビール大麦、小麦、ソバ、ナタネを栽培しています。約15年前から市議会議員を務め、現在は議長を務めます。「小山市の農業者の生産技術は素晴らしい。後継者や担い手育成の基盤をしっかりさせ、農業を発展させたい」との言葉に熱がこもります。

 「農業は厳しい状況が続く。輸入ばかりに頼るのではなく、自給率を上げなくてはいけない」と提言します。また、土地や道路などを見直し、基盤整備をしっかりすることで農業の生産性の向上と農業の持続的な発展の基盤となり将来の農業につながればと考えています。

 「農業の魅力は、栽培し収穫して、付加価値で消費者に喜んでもらえること。おいしいものは、必ず人を笑顔にする。食の大切さ、次世代につなげることが自分の使命」と話します。