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結城紬未来を紡いで 栃木県小山市が後継者育成 真綿かけ講習修了

2022.01.12

結城紬未来を紡いで 栃木県小山市が後継者育成 真綿かけ講習修了

 小山市は12月22日、本場結城紬(つむぎ)の後継者を育成する「真綿かけ講習会」の修了式を、同市にある桑・蚕・繭・真綿かけ・糸つむぎのさとで行いました。5期目となる講習会は4ヶ月で10回の講習を行い、計7人が修了者となりました。

 結城紬の糸は、「袋真綿」と呼ばれる原料から紡がれており、同市の高品質な繭から「袋真綿」をかける後継者育成に5年前から取り組んでいます。

 講習会で使われた繭は、JAおやま稚蚕飼育所で育てた稚蚕を市内養蚕農家で飼育した繭。小山産繭からの一貫生産体制確立のため、市は栃木県本場結城織物協同組合と協力し、JAおやま養蚕部会が出荷した小山産繭を使用した結城紬の製作プロジェクトを行っています。小山産繭の生産・活用を積極的に進め、「本場結城紬」の生産基盤の強化や復興と振興を図っています。

 修了式では、小山産繭をシルク100%の紙にし、修了証を作成。浅野正富市長が交付しました。また、修了生らは小山産繭シルク100%の紙で作られたコチョウランのコサージュを飾り、結城紬を着用しました。

 浅野市長は「真綿かけ講習会で学んで身に付けた技術を、伝統技術継承に生かし活躍してほしい」と話しました。

 修了生らは「繭の感触など実際に自分で体験することで勉強になり、楽しい時間を過ごすことができた」「昔から継承されている技術を未来にもつなげたい」などと話しました。

 会場の施設は、2010年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産となった結城紬の振興のため、桑、蚕、繭や本場結城紬の資料を展示。「手つむぎ糸・袋真綿」の製作技法を学ぶ講習会などを開きます。