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JA・組合員活動

課題可視化所得増大へ 担い手コンサル報告会

2024.02.20

課題可視化所得増大へ 担い手コンサル報告会

 JAおやまは2月1日、本店で担い手コンサルティング報告会を初めて開きみた。担い手コンサルティング対象企業の(株)小林菜園をはじめ、農林中央金庫やJA全農とちぎ、同JAの常勤役員ら26人が参加。事業実態や目指す姿、課題と解決策などを発表しました。

 担い手コンサルティングは、農業者の安定・成長を支援することが目的。農林中央金庫とJA全農とちぎ、JAおやまがコンサルティングチームとして担い手を支えます。

 融資先の財務情報の分析や経営者からの聞き取りを通じて経営実態の把握し、課題を可視化します。その上で、金融共済・営農経済両事業を通じて解決策を提案して、農業所得の増大につなげます。

 JAは今後、訪問時に実行計画の進捗(しんちょく)状況を確認。年1回、度実践チームで振り返りと課題のヒアリングをし、解決策を検討して実行計画へ反映させます。

 小林菜園は、2019年6月に、大規模な低コスト耐候性トマトハウスを建設しました。施設面積は9651平方メートル、栽培面積は89.48アール、軒高5メートル。大規模施設園芸農業を進め、低コスト化とトマトで増収する栽培技術を実践しています。耕種作物の生産拡大とパートの通年雇用を見据え、新たにニラの試験生産を始めました。企業理念に「人と農をつなぎ、この国の食を守る次の100年へ」を掲げます。

 同園の小林正樹さんは「100年後も人と農がつながり農業が引き継がれていくように経営して、次世代につながるように努めたい」と話しました。

 JAおやまの渡邉文雄組合長は「組合員のため、経営の規模拡大や農業所得増大につながるように取り組みを進めたい」と述べました。