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JA・組合員活動

65歳で就農 ナスに挑戦

2023.07.24

65歳で就農 ナスに挑戦

 栃木県のJAおやま管内では、生産者78人が約9ヘクタールでナスを栽培します。主な品種は「千両二号」など短いナスで、ハウス物は2月から7月半ばまで、トンネル、露地物は5月から11月頃まで出荷します。
 小山市の大谷南地区の吉森眞一さんは土木関係の現場監督などを務め、65歳を機に就農しました。周りにナス農家が多いこともあり、ナス栽培を選択。先輩の指導やユーチューブから栽培方法を学び、就農1年前から準備、計画を進めました。
 病害虫や経営の仕方などはユーチューブで発見して取り入れます。吉森さんは「時間がないくらい楽しい毎日を過ごしている」と話します。
 現在は、トンネル型の露地栽培で「千両二号」を6アールで育てます。葉かきや消毒などを徹底し、高品質のナス栽培に励みます。木が混まないようにして光の透過率や通気性を高め、病気を防ぎながら栽培します。
 ナスは連作障害に気を付け、土壌消毒や堆肥づくりをすることで、努力次第で安定収入を得られると考えます。日々の作業など細かくデータ化し、分析して次年度に生かします。
 就農3年目の今年は、連作障害などを解決するためにブロッコリー栽培を導入。技術の向上を続けます。
 吉森さんは「効率を良くするために何かできないかなど、アイディアや開発で模索することに毎日わくわくして楽しくて仕方がない」と笑顔で話しました。