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「未来ある農業」めざす 会社でキュウリ栽培 技術向上、人材育成へ

2024.07.10

「未来ある農業」めざす 会社でキュウリ栽培 技術向上、人材育成へ

 小山市間々田地区の日向野利巳さんは、キュウリを通年で栽培農業経営を会社組織化し、「未来ある農業」の実現に向けて動き出しました。

 利巳さんは、雨よけ・露地・抑制・促成の作型で年間通して、約1.4ヘクタール栽培しています。両親と社員2人、常勤のパート4人、土日のパート2人で定植、芽かき、葉かき、収穫、選果選別など、ありとあらゆる作業を行っています。

 日向野家は50年以上にわたりキュウリ栽培します。利巳さんは高校卒業後、会社勤めを経て、両親の忙しい姿を見て24歳の時に就農を決心しました。10年ほど前にうどんこ病やべと病への耐病性、安定した草姿・収量性、高い秀品率の品種に出会い、自身が培ってきた技術と相性が合い規模拡大、収量増加につながっています。

 2024年6月には(株)マルトシGREENを立ち上げました。人手不足、後継者不足に着目し、会社組織にすることで、従業員に安定した給料を支給することや技術向上、人材育成などを目指しています。

 利巳さんは「これからの農業経営は時代に合わせた働き方が重要となる。キュウリは一番手がかかる野菜。しかし、組織化することで土・日曜日も働き詰めの農家のイメージを払拭し、未来ある農業につなげたい」と熱く語ります。