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JA・組合員活動

キウイ樹形整理を

2025.01.16

キウイ樹形整理を

 JAおやまキウイ部会は12月27日、小山市桑地区でキウイフルーツの剪定(せんてい)講習会と病害虫防除講習会を開きました。部会員や関係者ら15人が参加した。県下都賀農業振興事務所の清水ひばり技師が、生育状況や剪定の要点、注意点を解説しました。

 樹形を単純化し、分かりやすい形に整理すること、枯れ込みの多い木を中心に改植するなどの他、枝の配置や剪定量の目安、病害虫防除などを確認。説明の後、参加者は実際に剪定しました。

 樹液流動の始まる時期が早いため、剪定が遅れることで切り口から樹液が滴り、発芽勢が弱まります。剪定は、2月上旬までに終了を目指すことを呼びかけました。

 休眠期の病害虫の防除として①圃場(ほじょう)内の病原菌の密度を減らすために結果跡(果梗)の整理をする②圃場内の越冬病害虫密度を減らすために粗皮削りをする③枝を残し過ぎないために1平方メートル当たり芽数を25~30個とする-ことなどを促しました。

 部会は17人の生産者が約7.1ヘクタールで「ヘイワード」などを栽培。3L~Sのサイズごとに詰めた500グラムパックを出荷し、需要に応える品を展開しています。JAのイメージキャラクター「おやまるくん」があしらわれた700グラム袋詰めで産地PRにも努めています。11月から翌年3月まで県内や京浜、東北地方に出荷します。