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JA・組合員活動

トマト栽培 反省を次へ

2024.07.18

トマト栽培 反省を次へ

 JAおやま東部トマト部会は6月27日、東部選果場で2024年産トマトの栽培反省会と2025年産の栽培講習会を開きました。部会員、栃木県下都賀農業振興事務所の職員ら29人が参加。品質の安定・向上に取り組むことを申し合わせました。

 サカタのタネの小原富士樹さんは、2024年産について説明。「暑さ対策でかん水量を増やした場合、着果や品質が良好だった。例年通り管理した場合は生育の遅れや細かいひび割れ、裂果など品質不良が見られた」と報告。

 2025年産は、品種「かれん」「麗容」などは多めにかん水して湿気対策をすることが重要だと伝えました。

 同事務所の担当者は「高温下でコナジラミ類を含む害虫全般の発生が多く、黄化葉巻病や黄化病が散見された」と報告。コナジラミ類は発生後に対策できないため、ハウスの入り口に前室を取り付けて二重構造にすることや、定植苗の搬入時などは出入り口の開放を最小限にすることなどを呼びかけました。

 篠田安彦部会長は「遮熱・遮光カーテンなどを利用して夏の高温対策を徹底し、高品質トマト栽培してほしい」と話しました。

 同部会は、51人が約17ヘクタールで品種「かれん」「麗容」「麗妃」などを栽培して京浜、東北に出荷しています。