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JA・組合員活動

トマト栽培で地域守る 時代に合わせた経営模索

2024.07.24

トマト栽培で地域守る 時代に合わせた経営模索

 JAおやま管内では、早春から出荷が始まる促成トマト、無加温ハウスで作る雨よけトマト、ビニールハウスなどの施設で温度管理をする抑制トマトなどの栽培が盛んです。

 JAおやまトマト部会に所属する豊田地区の篠原貴大さんは、トマト農家の3代目。「地域を守り、先輩や今までお世話になった方たちに恩返しをして、後輩につないでいきたい」と話します。

 貴大さんは23歳の時に就農しました。父の勧めで栃木農業大学校に入学。「実習でトマト栽培を一から学び、収穫した時の喜び、生命の力が神秘的に感じ、就農したいと強く思った」と農業への道を歩むきっかけを振り返ります。

 貴大さんは、栃木農業大学校を卒業後、米国に1年間半留学。その後、「ゆめファーム全農とちぎ」で園芸用ハウス資材の供給事業から栽培技術を1年間学びました。

 貴大さんは、就農と同時期に雨よけ栽培を始めました。自分が就農したことで人手が増えたこと、作型の空きを減らすことなどを考え、雨よけ栽培を導入しました。

 貴大さんは今後の目標を「父からしっかり受け継ぎ、現状維持ではなく、時代に合わせた農業経営をしたい」と語り、意気込みます。「これから農業をやってみたいと思えるような農業モデルに、自分自身がなれればうれしい」と笑顔で話しました。