- JA・組合員活動
ハウストマト 経営概要学ぶ

JAおやま東部トマト部会の小林菜園の小林正樹さんは2月25日、栃木県農業大学校の生徒17人の経営事例研修を受け入れました。
研修は、農業生産学部農業総合学科の施設野菜専攻の1年生が、農業経営者として必要な幅広い視野・知識を身に付けることを目的に実施。生徒らは、同園の経営概要や今後の方針、施設見学をしました。
小林さんは「農業は食料を維持するために大切な産業。後継者不足や高齢化などの影響で、年々農業人口が減ってきている。農業・地域・土地を守るためにも君たちの存在は大切であり、金の卵。これから多くの情報や知識を身に付けて、活躍してほしい」と話しました。
管内在住で卒業後、実家のトマト農家に就農を予定する大槻遼真さんは「ハウス内に足を踏み入れた時、規模の大きさ、管理が行き届いていることに驚いた。小林さんの人間性にも引かれ、刺激を受けた。小林さんのような生産者になりたい」と話しました。
同園は、トマトの大規模経営の実現を目指し、高度環境制御技術、雇用型生産管理技術などの技術課題を実証しています。2019年に施設面積は9651平方メートル、栽培面積は89.48アール、軒高は5メートルの大規模な低コスト耐候性ハウスを建設。土耕栽培で大玉トマト「かれん」は、10アール当たり約35トンの多収を実現しています。
