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JA・組合員活動

児童と最後の交流 小山市の森田さん夫妻 トウモロコシ収穫指導

2024.07.17

児童と最後の交流 小山市の森田さん夫妻 トウモロコシ収穫指導

 小山市犬塚の森田恵介さん(80)、洋子さん(75)夫妻は、毎年、小山市立大谷北小学校の児童の農家見学を受け入れ、児童に農業の楽しさや、旬の食の喜びを伝えています。交流が始まったのは33年前。当時、兼業で農業を営んでいた恵介さんに同行が農作業見学を依頼しました。80歳を期に6月21日、最後となる収穫体験を行いました。3年生123人が2グループに分かれて訪れました。

 洋子さんは、圃場(ほじょう)で取れたキュウリやダイコン、トウモロコシなどを並べ、旬の野菜のおいしさや作る過程などを伝えました。米、玄米、もち米、ぬかなども並べ、米ができるまでに多大な労力がかかることなども説明しました。

 また、夫婦でコンバインや昔の農機具、足踏み脱穀機、唐箕(とうみ)なども紹介。その後、恵介さんの指導でトウモロコシの収穫を体験。児童は楽しく取り組み、1人2本ずつ持ち帰りました。

 森田さん夫妻は「子どもたちが楽しそうに収穫したり、農業の話を聞いていることがうれしい。体験した子どもからお礼の手紙をたくさんもらい、33年間農業の学びの場を提供し続けられてよかった」と笑顔で話しました。