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JA・組合員活動

台風多い予想 排水を万全に

2024.09.11

台風多い予想 排水を万全に

 JAおやまほうれん草部会ちぢみほうれん草部は8月21日、東部選果場と北部集出荷所で、ちぢみホウレンソウ栽培講習会を開きました。生産者や栃木県下都賀農業振興事務所、種苗会社など約20人が参加。種苗会社が品種の特徴と栽培ポイントを説明しました。

 品種によっては播種(はしゅ)適期や収穫期間が変わるため、品種にあった播種日を厳守することなどを申し合わせました。

 同事務所の内橋華苗主任は、高品質のちぢみホウレンソウに向けて圃場(ほじょう)の準備や適期の播種、病害虫防除の徹底を呼びかけました。

 播種時期の9月下旬から10月上旬は、台風接近の恐れがあり、本年度は接近数が多い傾向と予想されます。そのため、大雨に備え、排水性の良い圃場を選定するなど、排水対策を万全にするよう求めました。

 雨が続くとべと病の発生し、生育初期に気温が高いとアブラムシやハスモンヨトウなどの害虫の発生が多くなるため、予防と初期防除の徹底を呼びかけました。薬剤散布だけでなく、発生しにくい環境づくり、過湿予防として高畝栽培や栽植密度を下げるなどして対策を促しました。

 南部ちぢみほうれん草部の小野寺紀明部長は「講習会でよく勉強し、環境に合った作付けをお願いしたい」と話しました。

 同部会は生産者46人。12月~翌年2月に県内と京浜方面へ出荷します。