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JA・組合員活動

品種に合う管理重要 2カ所で現地検討会

2023.12.01

品種に合う管理重要 2カ所で現地検討会

 JAおやま東部トマト部会は11月24日、小山市で2024年産トマトの現地検討会を開きました。部会員や栃木県下都賀農業振興事務所など約35人が、園地2カ所を巡りました。防除対策や品種に合わせた栽培管理などの情報を交換し、安定出荷を目指します。

 同振興事務所の担当者は、記録的な高温が続き、定植後の遮光やかん水管理など気苦労が多く、徒長気味に生育する園地も多かったと報告しました。朝夕の気温の低下や高温期の着果の影響で、ザラ玉の発生も見られました。

「カレン」「麗妃」など、作付けした品種の特性に合わせた温度・肥培管理が重要となります。生育・草勢を見ながら、気象条件に合わせて適正管理することや、寒暖差が大きいため暖房機などで加温することを促しました。

 外気温が下がり、日中の果実の結露が発生し始める時期は、多湿の環境で疫病や灰色かび病、茎えそ細菌病などまん延する危険性があります。このため、葉面積を適正に保って過繁茂を避け、薬剤の予防散布など病害防除の徹底するよう伝えました。

 同部会は、現地検討会や目ぞろえを通じて、情報交換や技術向上に努めています。