ＪＡおやま非常勤理事の柿木芳里さんは、１２月１３日に行われた栃木県産米のオリジナル品種「とちぎの星」の食味コンテストで大賞を受賞しました。
　同コンテストは、とちぎ農産物マーケティング協会が品質やブランド力を高めて需要拡大につなげようと初めて企画し、県内のＪＡや生産者から４０点の応募がありました。入賞した１０点は「とちぎの星」のＰＲ活動に活用される他、品質向上を目指します。
　柿木さんはＪＡ管内の絹地区に住み、米やビール大麦、小麦、ヤマトイモなどを栽培します。
　養蚕から転作作物を模索し、砂壌土の畑に父の代からヤマトイモ栽培を始めて約４０年になります。ヤマトイモの栽培は管内でも珍しく、同地区で作っているのは現在３人だけです。
　柿木さんは「何事にも基本が大切。基本を守る」と話します。水管理や堆肥をまく時期、乾燥機のかけ方など基本に忠実に、全てタイミングよく行えたことが受賞につながったといいます。
　柿木さん「受賞はうれしく認めてもらい励みになる。広くみんなに食べてもらえたらうれしい。これからも丁寧な管理を続けていきたい」と語りました。