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JA・組合員活動

農への思い 娘と共に

2024.10.07

農への思い 娘と共に

 JAおやま管内では、大豆部会94人の生産者が約280ヘクタールで大豆を栽培しています。

 豊田地区の松沼亨さんはサラリーマンを経て、両親の高齢化に伴い30歳の時に就農しました。代々農家で、大豆や水稲、ビール大麦を栽培。中でも大豆は品種「里のほほえみ」を約1ヘクタール作付しています。

 大豆は連作障害が起こりやすいため、圃場(ほじょう)のローテーションを行う必要があります。また、湿害対策も重要で、亨さんは圃場選びでもなるべく周りに建物がないような風通しが良い圃場を選ぶようにしています。

 「播種(はしゅ)のタイミングを見極めるのは大豆栽培にとって非常に重要だ」と話します。

 また、「リスク分散しながら経営することは大切」とし、天候に左右される中でもリスクを抑えられるようバランスよく日々作業します。

 亨さんは「作物は正直。頑張ってやった分、成果が目に見えて分かる。還暦を迎えたので元気に細く長く、そして、後継者の育成に力を入れたい」と笑顔で話します。

 亨さんの娘さんは、2、3年前から土日など仕事が休みの際は農業を手伝い、亨さんから農業を学んでいます。将来は、亨さんの基盤を受け継ぎ、就農する予定です。農業への思いを娘さんと共に育み、これからも農業に励み続けるでしょう。