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JA・組合員活動

農地の景観維持へ コキアあかね色に

2024.10.16

農地の景観維持へ コキアあかね色に

 JAおやま管内の小山市豊田地区では、農地の景観維持のために、コキアを植えて地域住民の他、遠方から訪れる人たちを和ませています。同地区の自治会で構成する「飾り馬の里」が、国の多面的機能支払い交付金を活用して毎年、遊休地にコキアを植えて農地の景観維持に努めています。

 飾り馬の里は同地区の12自治会で組織され、毎年3月には「飾り馬」が練り歩く伝統行事を行います。

 9月30日には、約800株のコキアが約1.3メートルに育ちました。コキアは、西アジア、中央アジアが原産の一年草で、こんもりとした丸い形が特徴です。コキアの植栽は5年前から取り組みます。

 コキアは風に弱いため、定植後約1メートに成長したところで1本ずつ鉄の支柱を立てます。約1.4メートルで竹も添えて結び、風への備えを強化します。

 今年は猛暑の影響を受け、生育が緩慢であります。コキアは気温が低くなると緑から赤に色づきます。また、コキアは根が横に成長することから根と周りに生える雑草を絡ませて定植さえることが重要となります。雑草は抜かず、手作業で定期的に取り除くようにしています。

 場所はJR両毛線思川駅から北1.3キロ、県道小山都賀線沿いの東側の畑。