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JA・組合員活動

農業・地域発展させたい 齋藤さん県農業士に

2025.01.15

農業・地域発展させたい 齋藤さん県農業士に

 小山市の齋藤雄志さんJAおやまは1月8日、JAおやまを訪れ、2024年度栃木県農業士に認定されたことを報告しました。齋藤さんは、肥育経営から繁殖・肥育の一貫経営に同市でもいち早く始め、現在は繁殖雌牛と肥育牛合わせてとちぎ和牛235頭を飼養管理しています。2019年5月には株式会社サイトウ農場として法人化しました。

 肥育牛170頭の7割が自家産牛で、今後は、全出荷を自家産牛にすることを目指して、現在、牛舎・堆肥舎・自給飼料保管施設の増設工事を進めています。

 家畜の排せつ物を投入し水稲を栽培し、稲わらを牛に与える循環型農業にも取り組み、発情発見システムや監視カメラなどの情報通信技術(ICT)導入や耕種でもドローンなどを駆使し、労働力の軽減しています。

 栃木県農業大学校や栃木農業高校からの研修生の受け入れをするなど、後継者育成にも協力的です。

 齋藤さんは「農業士に選ばれたことを励みに農業・地域の発展に努めたい。近年の飼養戸数の減少や高齢化に伴い、生産・経営基盤の弱体化や耕作放棄地など懸念している。培ってきた技術を生かし、農業・地域の発展を図っていきたい」と意欲を語りました。