栃木県下都賀農業振興事務所と下都賀地方農業振興協議会は１１月６日、栃木市の県下都賀庁舎で下都賀地域の農作物等へのリスク対策研修会を開きました。農業経営者が自ら発生し得る農作物などのリスクを想定しつつ、事前対策について学びました。

　認定農業者や新規就農者、農産物直売所責任者・出荷者ら約６０人が参加しました。

　第１部は農薬の適正使用をテーマに、公益社団法人緑の安全推進協会の平瀬寒月講師が「安全・安心な農作物の出荷について」と題して講義しました。

　第２部は農作物など盗難防止対策について、栃木県警察本部生活安全部生活安全企画課の福田亮課長補佐から被害現状や盗難対策の説明を受けました。農業機械の盗難防止対策は、ＪＡ全農とちぎ生産資材部農業機械課の栃木敦史さんが説明しました。盗難防止器具などを紹介しつつ、①農地に置いて帰らない②エンジンキーを必ず抜く③鍵のかかる場所に保管する－などのポイントを伝えました。

　ＪＡおやまとＪＡしもつけは、農作物等盗難防止対策推進協議会を設立しており、それぞれのＪＡ担当者が本年度の取り組み内容などを報告しました。