高齢女性がインターネットバンキングによる特殊詐欺被害に遭うのを未然に防いだとして、小山警察署は１０月１８日、ＪＡおやま小山支店の藤本唯亜さんに感謝状を贈りました。

　９月上旬、７０代女性の名義でインターネットバンキング契約が締結されおり、契約確認のため連絡を入れたところ申し込みはしておらず、詳しく話を聞いてみると「市役所から還付金があるため、口座番号と暗証番号を教えてほしいと連絡があった」と説明しました。

　不審に思った藤本さんは、同支店の吉田雄志支店長に相談し、詐欺の可能性があるとして同署に通報し、口座の出金禁止登録などの処理を行い、詐欺被害を未然に防ぎました。

　藤本さんは「お客さまが被害に遭わなくてよかった。今後も常に気を付けてお客様の財産を守っていきたい」と話しました。

　同署の千葉正明小山警察署長は「日々真摯（しんし）に業務に取り組んでいる証しが今回の未然防止につながったと思う。未然に防ぐことができ感謝する」と話しました。